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ディプコ発商品情報

JAつがるにしきた(つがる市)「雪人参」

主力品種は「はまべに(はまべに五寸)」。夏播き冬取り用のF1種で、細長くなりにくい(通常規格で○品の発生率が高い)という特長があります。一般的には加工用としての品種と言われています。

収穫・出荷期間:12月下旬より収穫と出荷が開始。秋に収穫してしまうのではなく、随時収穫となります。雪を片付けながらの作業となり、大雪・吹雪の時は作業が難航します。圃場は山の上の方にあり、周辺が拓けている為、吹雪の時は視界も悪くまるで、雪中行軍のようです。

特長:一般の人参との違いは『甘さ』。通常の人参の場合は糖度は5~7度といわれていますが、雪人参の場合は10度前後、またはそれ以上といわれています。寒さ(凍れ)によって、水分の多い人参は凍らないようにデンプンを分解し、水溶性の『ショ糖』を増やします。通常の約2倍まで増やします。また、寒さに対抗する為に、熱を発生させようとして、タンパク質を分解してアミノ酸である『グルタミン酸』や『アスパラギン酸』に変化させます。グルタミン酸・アスパラギン酸はうま味成分ですので、うまみにつながります。また、人参特有の臭みも少なく、甘いと感じられるのでしょう。アスパラギン酸・グルタミン酸は通常の生人参では検出されません。熱を加えるとたんぱく質が分解され、発生します。炒めた人参も少し甘く感じられるのはたんぱく質が分解された為と想定されます。